今日は外来のお仕事でした。

うちは内科と小児科なので、午前中の診察は高齢の方が、夕方の診察は子供さんの患者さんが多いです。

今日うちに長く通院しているひとり暮らしの高齢の女性の方が診察にいらっしゃいましたが、その方は前回の診察の時に「夜ちっとも眠れないので睡眠薬をください。」ということで軽めの睡眠導入剤を処方されました。

なので今日の診察で、「この前出してもらったお薬飲んでみてどうでしたか?」とお聞きしたところ「やっぱり駄目だわ。飲むとすぐに寝つけるけど、夜中の2時頃に目が覚めてそれから朝までずっと眠れないわ」と言われました。

それで先生が「それは辛いですね。お薬は何時頃飲まれていますか?どれくらい効いているか知りたいので。」とお聞きすると「夜の7時ちょっと前くらいかな。」と言われました。

その答えを聞いて私と先生はびっくり。

夜7時に薬を飲んで夜中の2時に目が覚めるなら7時間は眠れてる計算ですよね。

えっと、7時間なら十分に睡眠は取れていると思っていいのでは。

それだけ寝たら夜中に目が覚めても寝られないのは納得できます。

問題はお薬を飲む時間ですよね。

そこでその方に詳しく話を聞くと、ひとり暮らしですることもないから夕方5時にはお風呂に入り6時に夕食を食べ薬を飲んで7時には寝てしまうんだそうです。
それで毎日夜中の2時頃に起きてしまうと。
患者さん本人は朝までぐっすり眠りたいんだそうです。

なのでもう少し強い睡眠薬をくださいと。

ちょっとそれは無理なのでお薬をのむ時間をせめて9時くらいにできないかとお話ししたのですが、何にもすることがないのに9時まで待てないと。

先生も困っていましたが、結局前回処方の睡眠導入剤は今迄通り夕食後の7時前くらいに飲んで、夜中に目が覚めたら飲むようにと新しく軽い安定剤を処方して様子を見ることになりました。

高齢の方で不眠を訴えられる方は多いですが、じっくりお話を聞いてその方の生活リズムも把握しないといけないですね。
今日の患者さんには改めて考えさせられました。