泌尿器科病棟には、精巣腫瘍の患者さんもいます。10~30代の若い人に多いです。大学生や小さいお子さんがいるお父さんもいました。

手術をしてから抗がん剤治療を始めるのですが、この抗がん剤治療がとても辛そうです。吐き気が強く、枕元にはガーグルベイスンが必須でオエオエ吐いている姿がとても目に焼き付いています。

抗がん剤の点滴パックを見るだけで条件反射で吐き気を催す患者さんもいました。

そんな患者さんにはそっぽを向いてもらって、今から点滴を始めることを伝えたり点滴パックを袋で覆って見えないようにするなどの配慮が必要でした。

他には点滴間違いがないように、点滴の名前や自分の点滴かなどの確認をしっかりして抗がん剤が点滴されるのをジッと見つめている患者さんもいました。

 

また、脱毛するのはもちろんなので、坊主頭にしてニット帽などを被っています。

10日ほどすると白血球数が減少するので白血球数を上げる注射をしたり、クリーンルームに入って感染しないようにします。

精巣腫瘍は抗がん剤治療の効果が高いと言われているので、副作用に負けまいと頑張っている患者さんの姿が印象的です。

入院している同じ精巣腫瘍の患者さんは年代が近いということもあり仲良くなって、情報交換をして、士気を高めあっていました。

抗がん剤治療数日はグッタリしていますが、副作用が落ち着くと患者さん同士で部屋に集まって談笑したりして入院生活を少しでも楽しもうとしていました。

入院中に仲間がいるというのは精神的に大きな存在だったと思います。