看護職の働き先は多岐に渡ります。具体的には、1)病院・クリニック、2)保健所・保健センター、3)訪問介護施設、4)老人保健施設、などがあります。それぞれの特徴を見ていきましょう。

 

病院・クリニック(診療所)で働く

病院やクリニックにおける看護職の役割は、医師の診療の補助として注射や点滴、傷の手当などが中心になります。また、治療中の体を清潔に保ったり、相談毎にのるなどの精神的なケアも担当します。

患者の肉体的・心理的な悩みに総合的に答えていくという、まさに患者にまつわる様々なことに関わっていきます。

 

保健所・保健センターで働く

人の健康に関わる施設には「保健所」「保健センター」があります。

看護職の働き先としてこれらの施設があり、住民の健康問題や健康を増進するための取り組みなどに関わっていきます。

 

訪問介護施設で働く

訪問介護施設は近年の高齢化に伴い数がかなり増えており、看護職の働き先の候補となります。

訪問介護施設は、病院付属のもの、会社として設立されたものなど様々な形態があります。訪問介護施設は、地域にあるナースステーションとも言え、看護師が、治療やケアの必要な患者の家まで訪問し、点滴や処置、心のケアなどの看護を提供します。高齢化した現在の日本では、ますます必要性が高まっています。

 

老人保健施設で働く

老人保健施設とは、身体的に不調のご高齢の方の世話をする施設です。入浴や家事の手伝いや、デイサービスなどによるサービスがあります。

このサービスを組みたてるのが、ケアマネージャーの仕事であり、この職種で活躍する看護職も多くいます。そして、老人介護施設などでも看護職は働いており、ふだん医師がいない職場で、救急の対応や病状の判断、病院との連携、介護職員に医療的なアドバイスをするなど、様々な仕事をしています。

 

なお、統計的な数値を見ると、看護師の約8割、助産師の約7割が病院で働いており、保健師の約8割は市町村・保健所で働いています。