緑内障とは目の病気の一種で、青底翳(あおそこひ)とも呼ばます。

緑内障は網膜神経節細胞が死滅する進行性の病気であり、日本では、最近になって糖尿病網膜症を抜いて1番目の失明の原因となっています。緑内障治療の基本は眼圧を下げることで視野障害の進行を停めるという方法をとります。

製薬会社が多くの緑内障点眼治療薬を出していますが、様々な種類があります。代表的な治療薬は、プロスタグランジン関連薬と呼ばれます。

 

プロスタグランジン関連薬の概要

プロスタグランジン関連薬は大きく2種類に分かれます。

  • プロストン系(イオンチャネル開口薬):レスキュラ
  • プロスト系:キサラタン、トラバタンズ、タプロス、ルミガン

房水流出路を改善して眼圧を下降させるプロスト系は1日中眼圧下降が継続します。まれに、眼圧がほとんど低下しない症状になる方がいらっしゃいますが、他のプロスト系薬品により効果が出ることもあります。

 

プロスタグランジン関連薬の種類

レスキュラ

参天製薬が開発したイオンチャネル開口薬です。1回1滴で1日2回点眼します。

眼圧下降作用だけでなく、視神経保護作用(in vitro)や正常眼圧緑内障おいて眼血流改善作用があることが報告されています。

緑内障、高眼圧症に効果がありますが副作用として、かゆみなどが生じることがあります。

処方のポイントは、投与中に角膜障害が現れることがあるので、異物感などの自覚症状が持続する場合は医師の診察を受けるようにしましょう。

ジェネリック医薬品として、イソプロピルウノプロストン、イソプロピルウノプロストンPFがあります。

 

キサラタン

外資系製薬会社、ファイザーの薬です。1回1滴で1日1回点眼します。

レスキュラと同様に、緑内障、高眼圧症に効果がありますが結膜充血などの副作用が生じることがあります。

1日1滴という制限がある理由か、頻繁に点眼を行うと眼圧の低下作用が悪くなる可能性があります。

プロスタグランジン系点眼薬の中では古くから使われていますが、現在では特許切れを起こしており、ジェネリック医薬品が多くのメーカーから出されています。 ジェネリック医薬品の名称は、ラタノプロスト、ラタノプロストPFなどです。

 

トラバタンズ

外資系の会社アルコンの製品で、国内では日本アルコンが製造・販売しています。1回1滴で1日1回点眼します。

緑内障、高眼圧症に効果がありますが結膜充血などの副作用が生じることがあります。注意点としては、キサラタン同様、頻繁に点眼を行うと眼圧の低下作用が悪くなる可能性があります。

 

タプロス

参天製薬の主力製品です。1回1滴で1日1回点眼します。

同社は本製品の専用ホームページを作るなど、かなり力を入れてマーケティングをしていますので、相当自信があるのでしょう。

他の製品同様に、緑内障、高眼圧症に効果がありますが結膜充血などの副作用が生じることがあります。ちなみに、国内初のプロスタグランジン系点眼薬です。

 

ルミガン

千寿製薬の製品であり、1回1滴で1日1回点眼します。

他のプロスタグランジン系点眼薬と比べると眼圧低下の効果が強いのですが、その分副作用もやや多く見られると言われています。

なお、千寿製薬は専ら研究・開発をしており、販売は武田薬品工業などのメーカーに任せています。