一言で看護職のと言ってもその役割の範囲は広く勤務先も多岐に渡ります。自身の将来を考えるに当たって、まずは看護職が社会的に果たす役割を確認することで、今後どのようなキャリアを考えていけば良いかを見ていきましょう。

 

看護職の役割

看護職の役割は大きく以下の4点に分けられます。それぞれの特徴を把握し、行動の指針としていきましょう。

医療・医学の幅広い知識を活かす

看護職になるためには、さまざまな病気と治療、療養方法について勉強します。また、医療・福祉に関係する制度についても勉強します。看護職には、医療現場で病む人の生活を支えるために幅広い知識が求められます。また、出産や子育てについても学びます。これらの知識は仕事のうえばかりでなく、自分の人生にも役立ちます。

 

病と共に生活する人をみる

日本では現在、入院日数が短くなっています。また、高齢化が進み、病気とつき合いながらも自宅で暮らす人もたくさんいます。病気があっても、また高齢になっても、自宅でその人らしく生活することを支える人が求められています。医療の知識を持ち、医療職以外とも協力し合える看護職は、まさにその支援の場の中心となって活躍できる職業と言えます。

介護保険法によるサービスを計画して調整するケアマネージャー、訪問介護ステーションの看護師、福祉施設やサービスでの健康管理など、看護職には高齢になっても住み慣れた家で安心して暮らせるようにサポートをすることが期待されます。

 

集団をみる

私達が住んでいる町や地区をまるごと「地域住民」という視点で考え、その地域の健康問題をとらえて必要な支援を考えることも看護職です。例えば、感染症が多い知識、高齢者が多い山村地区、新興住宅地など、地区の個性を知ったうえで、どのように健康問題に取り組むかを考えます。

このような視点は、市町村で働く行政保健師や、企業や学校での健康管理に携わる保健師には特に求められます。

 

健康を増進する

疾患状態でなくても、病気になる可能性を下げるための予防、現状よりも健康になる健康増進という考え方は、元気に長生きするために大切です。特に、高齢になっても寝たきりにならず、介護を受けなくても自分の力で生活できる人を増やすことは、日本の将来にとっても非常に重要なことです。看護職はここでも役割を担っています。

看護職は、こちらの個性を活かして人々の健康を守るために、様々な仕事に就くことができます。