乳がんの患者さんも入院していました。けっこう若い人が多いなという印象を受けました。学生の時に習っていたけれど、なんと男性の乳がん患者さんも入院していました。

50歳代の女性が入院していました。乳がん発症は5年ほど前のことだったみたいですが、手術、放射線治療のあと抗がん剤の種類を変えていっているとのことでした。

この患者さんはHER2陽性というタイプでハーセプチンという分子標的薬を使用しつつ、抗がん剤をFECからタキソールに変えるために初回化学療法のため入院してきたみたいです。

タキソールはアレルギー症状が出やすい薬なので、予防の薬をまず点滴してからタキソールを点滴します。

またタキソールはビシカント薬なので、もし末梢血管から投与していてもし血管漏れをすることがあったら皮膚壊死する可能性があるので、投与にはとても注意が必要です。

 

ビシカント薬とは、細胞の破壊を引き起こしうる抗がん剤のことです。

この患者さんは5年近く抗がん剤治療をしているためか、血管が細くて血管確保をする医師は大変そうでした。右乳がんのため左手しか使えないので、血管確保するのは慎重を要します。

しかもビシカント薬です。何度も舐めまわすように左腕を見ていましたが、二回目で成功しました。患者さんも一安心です。

私は針が入ったら、もう半分は治療が終わった気持ちになるんです、と言っていました。

初回タキソール治療は特に問題なく終了しました。次回からは外来での治療になるようです。

外科病棟での抗がん剤治療のことを勉強したいため、交換異動させてもらいましたが、色んな事を学べました。

血液腫瘍内科病棟にばかりいますが、色んな科を経験して化学療法以外にも手術や疼痛管理のことなどもっと勉強できる環境に異動したいな、という気持ちになれて良かったです。