一か月、外科病棟に勉強のため交換異動しました。消化器外科病棟には膵臓がん、大腸がん、胃がんなどの患者さんがいますが、手術のあとに、がんのグレードによって、化学療法をすることが多いみたいです。

大腸がんの患者さんで60歳代の女性の患者さんがいました。半年後に息子さんの結婚式があるようで、結婚式に出れるかな、髪の毛抜けないかな、孫の顔は見れるのかな、など色々不安なことがあって、気が付くと涙を流していました。

手術のあとに、体調が落ち着いたら化学療法が始まるのですが、抗がん剤投与は皮下埋め込み型中心静脈カテーテル(CVポート)から行うので、その埋め込み術をまず行い、問題がなければ治療が始まります。

 

この患者さんはmFOLFOX6という治療を行うことになりました。二回ぐらい入院中にして副作用が強くなければ次からは通院しながら外来で治療するみたいです。

看護師からどんな副作用があるとか流れを教えてもらっていて、私も隣で一緒に聞かせてもらいました。

吐き気が強いみたいなので、吐き気止めの内服と点滴をまずします。次から抗がん剤が始まって、最後に46時間ずつゆっくりインフューザーポンプで抗がん剤を投与します。

通院になった時のために、46時間後終了時は看護師指導のもと自分で針を抜く練習をしていました。この患者さんは覚えるのも早く手つきもバッチリでした。

吐き気が軽度、末梢神経障害として指先のしびれ感があるとのことでしたがこの様子だと次からは通院しての治療になるようです。

退院できることに患者さんは喜んでいて、息子さんと話したいことがたくさんあると笑顔で話してくれました。

家族の力は強いので、精神的に落ち着くことができて治療にも専念できると良いな、と思いました。